学生が免許合宿を利用するときには学割を使いたいと思うのではないでしょうか。学生なら割引で利用できるサービスはたくさんあります。免許合宿についても例外ではなく、教習所によっては学割を利用できるようになっています。
この記事では免許合宿の学割について、基本的な概要と申し込み方法や相場、種類について解説します。
免許合宿の学割とは
免許合宿の学割とは、学生としての身分が認められている大学生や大学院生、専門学校生などが利用できる割引サービスです。
免許合宿を運営している教習所ではさまざまな割引特典を設けてプロモーションをしています。学生は短期間かつ安い料金で免許を取得できる免許合宿を好む傾向が強いので、学割を行っている教習所が目立ちます。特に大学生や短大生、専門学校生の場合には学生期間中に運転免許を取得できる年齢になるため、すぐに車を運転できるようになりたいと考えて夏休みや春休みなどを使って免許合宿を利用することが珍しくありません。
教習所では学割を利用してお得に教習を受けられると銘打ってプロモーションすることで、学生の獲得を目指しています。
免許合宿の学割に申し込む方法
免許合宿の学割に申し込むには2通りの方法があります。1つは大学や短大に通っている人は大学生協のプランに申し込む方法です。大学生協で学生証を見せて必要書類に記入して申し込めば学割が適用されます。大学生協が教習所と交渉して割安にしていることも多いので、学割の割引率を重視したい人にとってお得な方法です。
手続きも大学生協が窓口になっておこなってくれるため、簡単で気軽に申し込めます。学生が誤解しないように免許合宿のシステムも大学生協が詳しく説明してくれる点でも安心感があるでしょう。もう1つの方法は免許合宿を運営していて学割を行っている教習所に直接申し込む方法です。
免許合宿も通学も対応している教習所の場合には、施設に行って申し込み手続きをします。免許合宿に特化している場合にはオンライン手続きに対応しているのが一般的で、最近では通学にも対応している教習所でもオンライン対応をするようになってきています。
必要書類に記入してメールやオンラインフォームで提出し、学生証の写真を撮ってアップロードまたは送信するのが一般的な手続きです。大学生協とは提携していない教習所も学割で利用できるので、選択肢が広くなるのがメリットでしょう。
免許合宿の学割の相場
学割ではどのくらいお得になるのかが気になっている人は多いでしょう。結論としては数千円から2万円程度の割引になるのが一般的です。もちろん、教習所によって学割の金額に違いがあるだけでなく、付帯サービスも変わることがあるので慎重に比較検討をする必要があります。
免許合宿は普通自動車免許では繁忙期では30万円程度、閑散期では20万円少々が相場なので、最大で1割引くらいになるというイメージを持つと良いでしょう。
学割が適用される免許合宿はほとんどが普通自動車免許ですが、自動二輪などが対象になる場合もあります。
教習所によって割引の仕組みにも違いがあり、定額で割引になるケースもあれば、○%という形で一定率で割引になるケースもあります。免許合宿では基本の教習料金以外にも費用がかかることが多いので、どこまで割引の対象になるかも確認してから申し込んだ方が良いでしょう。
免許合宿でよくある学割の種類
免許合宿の学割には種類があります。学生の条件を満たしていれば利用できる学割が多いですが、他にももっとお得な割引サービスをしている場合や、特定の条件を満たさなければ学割を適用できない場合もあるので注意が必要です。
大学生協で取り扱っている学割の免許合宿は条件が明確で、大学生や短大生であれば利用できる場合がほとんどです。
ただし、自分で教習所を探して学割に申し込む場合には、条件を満たさなかったために適用されないというリスクがあるので注意しましょう。免許合宿の学割は適用条件を詳しく見て申し込むのが基本です。免許合宿でよくある学割の種類として、グループ割引とカップル割引があります。
グループ割引とは、複数人で免許合宿に申し込むことが適用条件になっている割引特典です。学生かつグループでの申し込みでないと割引が適用されないことがあるので注意しましょう。ただ、グループで申し込んでもらえると教習所としては利益を得やすく、実績も増やせるというメリットがあるため、割引率は高めになっているのが一般的です。
また、カップル割引も同じ考え方で、男女のカップルで申し込むことを条件にしています。カップル割引は、男女で同じ部屋に寝泊まりするのを条件にしていることもあるので、カップルで相談して申し込むかどうかを検討するのがおすすめです。
学割で免許合宿に申し込む条件
免許合宿の学割を利用するには、個々には厳しい条件が設けられている場合があるので注意が必要です。ただ、シンプルな学割の場合には文部科学省で認められている学校で学んでいる学生なら利用できます。国立・公立・私立の大学や大学院や短大、文部科学省に認められている専門学校が主な対象ですが、高等学校や高等専門学校、高等専修学校も対象です。
免許を取得するための年齢条件を満たしていて、公的に認められている学生の身分があれば学割を使えます。社会人になって専門学校で学んでいる30代や40代の人でも問題ない場合がほとんどです。ただし、学生の定義は教習所によって異なるので詳細は確認した方が良いでしょう。
一般的にはスクールと呼ばれている学校で、文部科学省に認められた専門学校ではない学校に通っているときには学生として認められません。年齢などの条件も設けている免許合宿もあるので、自分が申し込めるかどうかはチェックが必要です。
一般的な学生であればグループやカップルといった特別な条件を設けている教習所でなければ申し込めるので気軽に活用しましょう。
免許合宿の学割は条件確認が重要
免許合宿では学割によるプロモーションがよくおこなわれているので、大学生や短大生、専門学校生などの該当する人は活用するのがおすすめです。
グループやカップルでないと適用されない学割もある点には注意が必要で、条件は詳しく見てから申し込むのが大切です。学割を使うと1割くらい料金が安くなるので積極的に活用しましょう。